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アンモニアを安定に吸脱着できる材料を開発 水素キャリアの新候補として期待 東工大

東京工業大学

東京工業大学と東京理科大学の研究チームは12日、アンモニアを高密度で吸着し、回収も簡単に行え、繰り返し使用できる吸着材量を開発した。アンモニアの貯蔵・運搬材料の新候補として期待されている。

アンモニアは水素ガスの代替として長距離輸送が可能な「水素キャリア」として注目されており、安定して繰り返し吸脱着できる材料が注目されている。だが、アンモニアを吸脱着できるものは限られ、新たな素材が求められている。

チームは繰り返し安定的にアンモニアを吸脱着できる材料の開発に成功した。吸着したアンモニアが材料内部で高密度に貯蔵されること、1時間の減圧だけでアンモニアを取り除いて材料を再生できるというメリットも明らかになったとしている。