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保体教師、外国人生徒の「安全な学習環境確保」など3つを意識 筑波大調査

筑波大学の佐藤貴弘教授らのグループは、保健体育学習で外国人生徒に日本人教師が役割や責任をどのように考えているかを調べた。佐藤教授らは「外国人生徒に対する教育の保障に向けたシステムを整備していく必要がある」と指し示している。

研究では外国人生徒を指導した経験がある教師7人を対象に調査を実施した。その結果、「外国人生徒への安全な学習環境の確保」と「外国人生徒の学習の適切な評価」「教師であると同時に、ホストペアレントとしての責任」という3つの役割を特に意識していることが確認された。

教師は外国人生徒との意思疎通の困難さから安全な学習環境の整備に懸念を感じ、ミスコミュニケーションの存在から、彼らのパフォーマンスを評価することに関する悩みがあった。また、ホストペアレントとしての役割を担っていることが示されている。

グループは「国や地⽅⾃治体の教育システムとして、指導計画や評価、教師の職務など外国⼈⽣徒の学習に対する明確で焦点化された指針を設定する必要がある」と指摘している。今後、現場の教員が直面している課題を解決するためのオンラインワークショップを実施したい考えだ。