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熱帯夜のエアコン「朝までつけっぱなし」46% 睡眠時の悩み「暑くて目が覚める」 ダイキン調査

ダイキンは熱帯夜の日にエアコンの利用有無を確認するアンケート調査の結果を公表した。熱帯夜に熱中症対策をしているかを問うと、3人に1人が「対策をしていない」と回答し、その理由は「危険を感じたことがないから」が最多となった。同社は睡眠時の「つけっぱなし運転」を勧めている。

調査では先月6日~8日の間に、全国の20~60代の男女530人を対象にスマートフォンでアンケートを実施した。

熱帯夜にエアコンを使用しているかを問うと、81.6%が「使用している」と答え、その方法は「朝までつけっぱなし」が46.1%で「タイマー設定をして寝ている途中で切れるようにする」が43.5%だった。

夏場の睡眠時の悩みを尋ねると、「暑くて目が覚める」が約5割で最も多い。「なかなか寝付けない」「寝汗で寝具が湿って不快に感じる」が続いた。

また、同社は眠るときに「つけっぱなし運転」と「切タイマー運転」のどちらがよいのかを調べた。その結果、つけっぱなしは熱中症リスクを示す暑さ指数に大きな上昇は見られなかったのに対し、タイマー運転はエアコン停止後に高まる結果となったころからつけたままを勧めている。

帝京大学の三宅康史教授は「寝室が暑かったり、就寝時に十分に水分補給ができていなかったりすると、体の脱水が夜中に進んでしまい、熱中症になってしまうリスクがある」と指摘。「エアコンを使用するなどして寝室環境を快適にし、寝る前にしっかりと水分補給を行うことが重要だ」とコメントしている。