リクルートは全国で働く新入社員の意識調査の結果を公表した。仕事で重視することは「成長」が3割を超え、半数以上が現在の職場にこだわらないと答えている。オープンな環境を組織の中で、ゆるく、ひろく作り出していく必要性がありそうだ。
仕事をするうえで重視することを尋ねると「成長」が32.2%で最多。「貢献」23.1%、「専門性」19.7%だった。就職先の会社を選ぶうえで大切にしたことを聞くと「働いている人が魅力的・職場の人間関係がよい」が最も多く約4割にのぼった。「自分らしく働ける・強みや持ち味を生かせる」「仕事内容が魅力的・やりがいがある」が続いた。
どのような職場を持つ職場で働きたいかを調べると「お互いに助けあう」が最も多い。また、就職先での勤続意識は「現在の会社で勤め続けることにこだわらない」が5割超。「定年まで現在の会社で勤めたい」は4割強であった。
リクルートの関根彩夏研究員は「新入社員の大切にしたいことは多様化している」と評価。「オープンな環境がキーになると考えられる」と分析している。
リクルートは今年1~4月に全国で開催した公開型新入社員導入研の741人の受講者とWEB学習プログラム受講者1775人にオンラインでアンケートを実施した。