東北大学と同大発スタートアップ「QueeenB」は1日、3Dプリンターとロボットアームを活用して簡単な作業の自動化実現を目指す共同研究に着手した。研究者が費やす単純作業を削減する「ラボオートメーション」の実現を目指す。
ラボオートメーションは、実験プロセスの一部または全体を自動化する技術。人為的エラーの減少や作業効率の向上、データの一貫性確保が期待される。だが、導入には高額な費用が壁となっており、より安価なシステムが求められている。
プリンターやアームは低価になりつつあるが、モデル構造や強度、素材といった問題は未検証となっている。今回の共同研究では安価なラボオートメーションの実現に向けた知見の獲得を目的としている。