早稲田大学
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)のクサリ・モハマドジャバッド准教授と早稲田大学の岡浩一朗教授の研究グループはオフィスデザインがどのように勤労者の行動変容を促すかを知るために、検討を行う必要がある課題を特定した。
運動不足や座りすぎは労働者に健康リスクや経済負担をもたらすとされている。身体活動を増やすためにはオフィス環境の変更も考慮する必要があるという。
そのため研究グループは「職場の規範や文化と勤労者のオフィス内行動との関連」と「オフィスのレイアウトと勤労者のオフィス内行動」、「勤労者のオフィス内行動の革新的な手法による評価」を検討すべき課題として明示した。
クサリ准教授らは「オフィスのデジタル化・自動化が進むにつれ、そこで働く勤労者における座位行動は今後も増加することが予想される」と説明。今後の研究では、職場の規範と文化が身体活動や座位行動に及ぼす相互作用について検討する必要があるとしている。