ぴぺすま
原子力研究開発機構と実験機器などを扱う「藤原製作所」は27日、マイクロピペットシステム「ぴぺすま」を開発した。本日から販売を開始している。
マイクロピペットは、液体を必要な分だけ吸引・排出できるツール。分子生物学や製薬、医学など幅広い分野で利用されている。ダイヤルを使い任意の量の分注が可能だが、自動化しようとした場合にマイクロピペットをロボットで操作することは困難であった。この課題を解決する電動ピペットを開発した。
新たなピペットは、フットスイッチが接続でき、電動ピペットはコントロールボックスとLANケーブルとつなげることも可能といった特徴がある。原子力機構らは「研究室で日常的に多数のサンプルを特定の容量ずつ吐出する場合などに使える」と紹介している。