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モデル生物に近縁な線虫を発見 比較材料としての利用に期待 筑波大

Pristionchus seladoniae

筑波大学の出川洋介准教授らのチームは菅平高原実験所(長野県上田市)構内で採取したハナバチから新種の線虫を発見した。モデル線虫に近縁であり、研究材料としての利用が期待されている。

線虫はアカガネコハナバチから継続的に検出。モデル生物として用いられる雑食性線虫の新種であると考えられ「Pristionchus seladoniae」と名付けられた。だが、培養条件下では環境に応じて体の構造を変える特徴やハナバチからの検出などPristionchus属の一般的でない特徴を有しており、モデル種との比較材料としての活用が期待されるという。

チームは「継続的な再分離と安定した培養株の確立を行い、研究資材として広くりようできるようにしたい」とコメントしている。