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高齢心不全者、ベンドニアでリスク上昇 早期治療の必要性を示唆 順天堂大

順天堂大学

順天堂大学の中出泰輔大学院生や末永祐哉准教授らの研究グループは、高齢心不全患者が体を曲げて呼吸困難になる「ベンドニア」の頻度とその予後を明らかにした。ベンドニアの症状がある患者の死亡率がそうでない人よりも高いことが確認され、その早期発見と治療の重要性が指摘されている。

研究では2016~18年、18~19年の1468人の急性非代償性心不全で入院した患者を解析。その結果、ベンドニアとなった人は41人であった。また、肥満度を示すBMIや心臓病の重症度が高い傾向がみられた。

2年間の追跡調査をすると、ベンドニアを有する患者はそうでない患者に比べて、生存率が低いことが判明している。ベンドニアと死亡の関連性が示されたという。

グループは「ベンド二アを早期に特定し、適切な介入を行うことで心不全患者の予後にどのような肯定的な影響を与えることができるかといったベンド二アの早期発見とその対応策に関する研究が期待される」とコメントしている。