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災害対策のロボットとコンテナを開発 「革新的災害対応システム」 阪大

i-CentiPot-Ammoniteと子機、BRAINS

大阪大学の大須賀公一教授らの研究グループは、土砂が河川をせき止める「河道閉塞」を想定した対策ロボットを開発した。どのような場面でも使いやすい「分離合体することができる災害対応ロボット(i-CentiPot-Ammonite)」と「分離合体ロボットを搬送する汎用搬送コンテナ(BRAINS)」の実現可能性を示している。

研究グループは、分離合体できるロボットを災害現場で組み合わせて対応できる「革新的な災害対応システム」を提案した。具体的に2つのロボット「i-CentiPot-Ammonite」と「BRAINS」を提案している。

i-CentiPot-Ammoniteは移動車両と作業機が離れたり、くっついたりできる。ホースは蛇のように動き、能動的に伸縮する。その子機にはポンプ機能がついており、別の車両と必要に応じて合体し直すことで、臨機応変な排水ロボットとなる。

また、BRAINSはロボットを収納し、空輸できるコンテナシステム。さまざまな分離合体ロボットを運搬することができるという。

研究グループは今後について「今後5年かけて実際にポンプを搭載した半自律的に運用できる実証機を開発する」と力を込めている。