東北大学とモデルナ・ジャパン、東北メディカル・メガバンク機構が感染状態を維持し続ける潜在性ウイルスである「サイトメガロウイルス(CMV)」と「エプスタインバーウイルス(EBV)」の感染疫学を明らかにする共同研究を開始したと発表した。
日本における生活、衛生環境の変化によってCMVおよびEBVに感染する時期が遅れているか調査を行う。また、CMVは感染が幼少期から妊娠・出産時期に移行すると胎児に先天性異常をきたす可能性があるため、CMVと妊娠期から小児期までの健康状況の関連も調査する。
3者は「潜在性ウイルスに関する理解を深めることは、これらのウイルスとさまざまな疾患との関連、より広範な公衆衛生への貢献、健康への影響を評価するうえで重要だ」としている。