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新たなみかん「春しずか」が品種登録 2027年度から本格販売 適度な酸味の継続が特徴 理研など

▲春しずか

理化学研究所と静岡県農林技術研究所果樹研究センターが共同研究で育成し、令和3年6月に品種登録の出願をした温州みかん「春しずか」が先月品種登録された。

この品種は皮と果肉の間に空間が生じにくく、長期貯蔵をしても適度な酸味があるという。同県の「青島温州みかん」よりも収穫時期が1カ月遅いため、リレー出荷も可能になる。春しずかは、2001~19年にかけてみかんに重イオンビームをあてた固体の中から、選び抜かれた種類だという。

今後、経済農業協同組合連合会から生産者向けに約1900本の苗木が供給される予定。本格的な販売は27年度からとなる見込み。