東北大学の深見俊輔教授らと米カリフォルニア大学と共同で、確率論的アルゴリズムを効率的に実行できるコンピューターを開発した。現行の半導体回路と比べて4桁程度の小面積化とおよそ3桁の省エネ化がもたらされることを明らかにしている。
研究グループは「スピントロニクス確率論的コンピューターの最終的な形態でもたらされるメリットと、その前段階として比較的容易に製造できるであろう近未来版の半導体・スピン融合確率論的コンピューターの実現方法が明らかになった」と説明。
「今後近未来版の活用を通してその有用性を明らかにしつつ、より省エネ性と大規模化容易性に優れた最終形態のスピントロニクス確率論的コンピューターの実現に向けた本格的な開発が進展することが期待される」とコメントしている。