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芝浦工大などが観光需要の時空間分散を目的に中央自動車道で実証実験

芝浦工業大学(東京都江東区)、公益社団法人やまなし観光推進機構(山梨県甲府市)、一般社団法人 八ヶ岳ツーリズムマネジメント(山梨県北杜市)、中日本高速道路㈱八王子支社(東京都八王子市)は、観光情報や高速道路の渋滞情報などの配信により観光需要の時空間分散を目的とする実証実験を昨年度に引き続き実施する。期間は8月5日から約8ヵ月間。

この実証実験では、観光施設・店舗などの観光情報と「中央道 渋滞減らし隊」で提供するAI渋滞予測情報を、芝浦工大が開発した「スイスイ旅」アプリを通じて提供し、観光需要の分散を図る。

また、旅行者の損失している時間を有効な滞在時間へと転換することによって、地域での消費の拡大と、中央道の渋滞削減を目指す。実証実験参加者は、「スイスイ旅」アプリをご自身のスマートフォンにインストールすることで実証実験に加わることができる。

■実証実験が目指す課題解決■

◎NEXCO中日本が「中央道 渋滞減らし隊」で提供するAIによる渋滞予測情報を「スイスイ旅」アプリ※2 に連動させ、旅行者の帰宅時間分散を図り交通集中渋滞を軽減しつつ、現地滞在時間を拡大させる

◎やまなし観光推進機構、八ヶ岳ツーリズムマネジメントと連携して施設魅力に関する情報を「スイスイ旅」アプリにインプットし、渋滞による損失時間を「消費時間」に転換するとともに、「予期せぬ立ち寄り行動」による発見型観光を促進してリピーター獲得を図る

◎旅行者の待機時間を回遊行動へと促すため、情報提供のみならず、アプリを用いてポイント制など(ゲーミフィケーション)を導入し、滞在・旅行消費の促進を図る。