東京慈恵会医科大学の松島雅人教授らは、医療従事者がLGBTの患者を診療する際の臨床技能を調べる尺度「日本語版LGBT-DOCSS」を開発した。LGBTの患者をケアする上での医療従事者の評価や効果的な教育カリキュラムの開発などに役立つとされている。
LGBTの患者は健康や医療の格差を経験しやすい。この改善には医療従事者の教育が不可欠だが、それを行う日本語の基準が存在しなかった。海外で開発された尺度「LGBT-DOCSS」は評価が高く、その信頼性を確立されているため、その日本語版を作成した。
松島教授らは「日本語版LGBT-DOCSSを用いてより効果的な教育プログラムの開発をすることができる」とコメントしている。