近畿⼤学のソフィア・リカフィカ・パトリック准教授が参加する国際研究チームは、ハワイにある「すばる望遠鏡」を⽤いて海王星の2つの衛星を発⾒したことを発表した。それぞれ「S/2002N5」と「S/2021N1」と仮称されている。
新たに発見された衛星の大きさは直径約23キロメートルと14キロ。これらは微惑星を重力が捉えた不規則衛星に分類された。S/2021N1は、地上の望遠鏡で発⾒された最も暗い衛星であったという。
ソフィア准教授は「これらの研究は、太陽系の歴史を理解するための重要な⼿掛かりとなる」と説明。「太陽系の謎を解き明かすことは、私たちが住む星を含む宇宙に対する理解を深め、将来の宇宙探査にも役⽴つ」とコメントしている。