日本電気(NEC)と日本電信電話(NTT)は光ファイバーに光信号の伝送路を12本設けて、太平洋横断級である7280キロメートルの伝送実験に世界で初めて成功した。光海底ケーブルなど大容量光ネットワークを実現する次世代の伝送基盤技術として期待されている。
多数の無線信号を分離して処理する「MINO技術」の高速化と信号の遅延などを低減する「12コア統合型マルチコアファイバー技術」を組み合わせて、7000キロ以上の正確な復調を達成した。
両者は今後について「長距離大容量光海底ケーブルシステムならびに陸上コアネットワークシステムとしての実用化を目指す」と力を込めている。