東京商工会議所は、「中小企業のための『生成AI』活用入門ガイド」を発行した(PDF版 URL:https://www.tokyo-cci.or.jp/digital-support/)。
多方面で話題となっているチャットGPTをはじめとした生成AI。東商が5月に実施した調査によると、チャットGPTを含む生成AIを「活用している」企業は約6%、「現在活用していないが、今後活用を検討している」企業を合わせると3割を超える企業が生成AIの活用を前向きに捉えている。
一方で、生成AIの活用にあたっては注意すべき点や技術の限界もあり、正しい理解のもと活用することが重要であることから、中小企業の業務での活用を主眼に置き、同研究会の監修のもと、今回ガイドを作成した。
ガイドでは、ChatGPTをはじめとする生成AIについて、中小企業の経営者・従業員が活用するにあたり最低限必要な知識や使用方法とともに、個人情報や著作権の扱いなどの注意事項についてもわかりやすく解説している。
あわせて、具体的な経営・業務を想定した活用法(入力内容=プロンプト)の例も掲載。また、中小企業での活用事例も紹介している。
ガイドは東商ウェブサイトから無料で閲覧・ダウンロード可能。今後も新たな情報が公開・更新された際には随時改訂を予定している。さらに、セミナーの開催なども通じ、継続して情報発信に取り組む方針だ。