茨城県科学技術振興財団は、ナノテクノロジー分野で最高位の賞とされる「江崎玲於奈賞」に理化学研究所の十倉好紀センター長と于秀珍チームリーダーを選出した。また、県内で世界的に評価される研究を表彰する「つくば賞」に筑波大学の江面浩教授が選ばれている。
十倉センター長と于リーダーには賞状と副賞1000万円、記念碑が贈呈される。また江面教授にも副賞500万円に加えて同様の賞が贈られるという。ほかにも、物質・材料研究機構の今村岳主任研究員ら4人につくば奨励賞が進呈される。
授賞式は8日の午後1時から、つくば国際会議場のLeoEsakiメインホール(茨城県つくば市竹園)で開かれる。式典では受賞者の講演も行われる予定。
同賞はわが国科学技術分野で最も権威のある栄誉のひとつとして知られており、審査委員8名のうち、5名がノーベル賞受賞者となっている。