科学技術振興機構（ＪＳＴ）は戦略的国際共同研究プログラム「ＥＩＧ ＣＯＮＣＥＲＴ－Ｊａｐａｎ」で実施する新たな６課題をスロバキアやチェコ、ハンガリーなどの欧州７カ国と共同で決定した。

ＥＩＧ ＣＯＮＣＥＲＴ－Ｊａｐａｎは、欧州各国と日本が連携して研究を推進する多国間共同研究プログラム。研究期間は約３年で日本は１課題あたり計１８２０万円の研究予算を上限としている。機構は昨年、「カーボンニュートラルな都市の実現に向けたソリューション」の分野で新規課題を募集していた。

今回６課題が決定され、そのテーマ名には「ＣＯ₂固定化による蓄電を目的としたＮａ－ＣＯ₂電池の開発」や「多様データ入力深層学習による交通渋滞予測と信号制御最適化の実証」「高密度市街地における気候回復力、水質、土壌、大気の質を改善する緑の役割の研究」などがある。