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JLPP翻訳コンクール受賞者を決定、応募者数過去最多

映像産業振興機構(VIPO)は29日、JLPP翻訳コンクールの受賞者を発表した。最優秀賞に米国のレベッカ・アン・ゲイディさん、優秀賞に英国のジョー・ラムリーさん、米国リサ・ウィルカットさんが選出された。

JLPP(Japanese Literature Publishing Project:現代日本文学の翻訳・普及事業)は、文化庁が現代日本文学の魅力を海外へ発信・普及するために、2002年に立ち上げたプロジェクト。現在、現代日本文学の優れた翻訳家の発掘・育成を目的とした「JLPP翻訳コンクール」と「JLPPシンポジウム」を中心に活動を進めている。

今回のコンクールでは英訳テーマに藤野可織著「私はさみしかった」が選ばれた。過去最多271人からの応募があった。

VIPOは「コンクール受賞者をはじめ日本の文芸作品の翻訳に取り組まれる方々が、優れた翻訳家として世界で活躍され、日本の文芸作品が世界で一層広まっていくことを期待する」としている。

授賞式と記念シンポジウムは3月10日に、九段会館テラスコンファレンス&バンケット(東京都千代田区九段南)で午後1時から開催される予定。