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高速炉の金属燃料などで共同研究 JAEAなど4団体が契約合意

日本原子力研究開発機構(JAEA)と電力中央研究所(電中研)、三菱重工業、三菱FBRシステムズ、米国アルゴンヌ国立研究所(ANL)は高速炉の金属燃料などに関する共同研究契約に合意した。

国による高速炉開発の「戦略ロードマップ」では、高速炉実証炉の概念設計を2024年度より開始し、26年度頃を目途に研究開発を通じて知見を得つつ、これらを踏まえて燃料技術の具体的な検討を行う計画としている。

今回の協力でANLが有する高速実験炉EBR-2での金属燃料の製造、照射、シビアアクシデント試験などの知見、および燃料サイクル施設FCFでの使用済み金属燃料の乾式再処理に関する知見に基づいた技術情報が提供される。

4団体は「令和8年度頃を目途に研究開発成果を通じて得た知見を踏まえて高速炉実証炉の燃料技術の具体的な検討を行うとともに、我が国が目指す高速炉の実用化を着実に進めることで、カーボンニュートラルとエネルギーセキュリティの両立に貢献していく」とコメントしている。