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日本数学検定協会賞に長野県の中学生 「記数法なのに複素数のフラクタル!?」

⽇本数学検定協会は、小中高生を対象とした「塩野直道記念『算数・数学の⾃由研究』作品コンクール」の⽇本数学検定協会賞を決定。東京都内で12日に⾏われた表彰式で受賞者を表彰した。「記数法なのに複素数のフラクタル!? 〜煩雑と美の架け橋〜」というテーマで応募した長野県の宮澤希成さんが受賞している。

宮澤さんは「中央審査委員の先⽣にいただいた講評や⽇本数学検定協会賞で評価されたことは、数学の普遍的な価値や美しさという⾃分が探究した⽅向性に⾃信とさらなる研究意欲を与えてもらえた」とコメント。審査委員は「シンプルかつ本質的に考察しており、美しさと深さが同居する名作品だ」と高く評価した。

同コンクールは、全国の⼩中⾼⽣を対象に、⽇常⽣活や社会で感じたさまざまな疑問を算数・数学の⼒を活⽤して解決したり、学びを発展させたりして新たな課題を探究するなかで気づいたことをレポートにまとめ、作品として応募するものだ。今年は計1万5699件の応募があった。