日本スポーツ振興センター(JSC)は、国際NGO「sportanddev」と4年以上の歳月をかけて、スポーツを社会課題解決のためのツールとして活用するための方法論に関するガイドブック(日本語版・英語版)を作成。昨年 8 月に発行した。137カ国5200人以上の人に利用されている。
追跡調査によると、ガイドブックが世界中の関係者の能力育成や軽視されがちな組織のモニタリングの改善に役立っているという好意的な結果が現れた。9割以上の回答者が自身が携わる事業においてスポーツの役割を見直す上でガイドブックが「非常に役立った」または「役立った」とし、87%の人々が事業のM&Eの強化や見直しにガイドブックが寄与していると回答した。
6割以上の人々が「ガイドブックを読んで持続可能な開発目標(SDGs)やその他の政策が自身の活動に与える影響は大きくなった」と回答。JSCは、英語のタイトルにもなっている「政策と実践の溝を埋める」(BRIDGING THE DIVIDE)という本書開発目的の1つにアプローチできていることがうかがえるとした。