㈱リクルートの研究機関「就職みらい研究所」は、学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。志望業界は「情報通信業」が多く、就職先に決める理由は「自らの成長が期待できる」が最多となっていた。
調査によると大学生の就職内定率は12月1日時点で95.1%。前回調査を行った10月から1%ほど上昇した。就職先を業界ごとにみると、「情報通信業」が最多で約3割。次に「製造業」「サービス業」と続いた。
就職先を確定する決め手となった理由は、「自らの成長が期待できる」が最多。ほかにも「福利厚生や手当が充実している」「希望する地域で働ける」が選択の理由となっていた。
リクルートによると、学生からの「先輩や友達がいない状況で孤独に就職活動を始めたため、精神的にもつらかった」という声も目立ったという。研究所の栗田貴祥所長は「25年卒の皆さんはぜひ周囲の友人やキャリアセンターの方、身近な社会人と対話する機会を、今後就職活動を進める際に大切にしていただけば」としている。