よつ葉乳業㈱(本社:北海道札幌市中央区)と一般社団法人全国農業協同組合中央会(JA全中)は、東京都の小学生が〝食〟の恵みと大切さを五感で学ぶことができる体験型の出前食育授業を、11月29日に世田谷区立中里小学校、30日に品川区立荏原平塚学園で、それぞれ5年生を対象に初開催する。
〝人生百年時代〟といわれる現代、健やかな心や身体づくりに欠かせない食べ物や栄養の知識は重要だが、身近であるはずのわが国の農畜産業について触れる機会は少ないのが現状。
よつ葉乳業とJA全中では、健康的な身体づくりのため、幼少期からの食育こそ大切と考え、今回、都内の小学5年生合計116名を対象に、わが国酪農家のくらしや農家の歴史を体験型の講義形式で学べる出前食育授業を開催することとなった。
出前授業では、食・農・地域の理解促進等に取り組むJA全中、北海道の酪農家の企業であるよつ葉乳業の両社員が講師を務め、日本農業や農家の暮らし、酪農家の仕事や乳牛の管理、牛乳の栄養に関する知識を、地元野菜や実際の牛の餌などに触れながら体験型で授業を行う予定。
また、よつ葉乳業からは「みるる」、JA全中からは「笑味(えみ)ちゃん」のキャラクターが登場。一緒に楽しく日本の酪農・農業について学んでもらう。普段なかなか触れることのない農畜産業の現場を身近に感じることで、生産者の想いが伝わり、栄養への興味を掻き立て、地域の産業の活性や持続可能な社会につながることが期待される。