AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供しているInstitution for a Global Society㈱(本社:東京・恵比寿、IGS)は先月、アジア開発銀行(ADB)が主催する教育フォーラム「10th ADB INTERNATIONAL SKILLS FORUM」に出展。同社がリリースしているAIを活用した評価ツール「アイ・グロー」のプレゼンテーションを実施した。
アイ・グローは、テストでは評価が難しい非認知能力について自己評価に加えて、クラスメイトも評価する相互評価の仕組みを取り入れているシステム。ブースでは岡山市立操南中学校の竹島潤教諭が登壇し、デモ授業を通して商品を紹介した。
「非認知能力」は、これからの時代を生き抜くため、また幸せな人生を切り拓くための必要な能力と言われています。ChatGPTなどAIの進展のスピードが早いことから、日本だけでなく、アジア太平洋地域でも非認知能力に関心が高まっている。
従来のテストでは計測が難しいとされているため、AIを活用して生徒同士で評価するツール「Ai GROW(アイ・グロー)」は大いに注目を集めており、プレゼンテーションやデモ授業には、立ち見が出るほど満員の聴衆が集まった。
また、非認知能力を高める教育するために、従来の一方通行の授業から対話的・探究的な授業に変えていくなど、教員のトレーニングが必要との認識をしていることもわかった。