㈱ElevationSpace(本社:仙台市)などの東北地方に本社を構える4社は、東北ゆかりの品を宇宙に打ち上げるプロジェクトを始動する。東日本大震災から12年が経過したが、一部産業では風評被害が残っている。そうした中で、東北の経済を活性化させたい思いから実施される。
■クラファン500万円が原資
2025年にElevation社が発射する人工衛星「あおば」には東北名産の「ミガキイチゴ」「綿花」と「ヘラルボニーの社名原典」を乗せる。2021年に行ったクラウドファンティング「名産品を載せて、東北の民間企業初となる人工衛星を飛ばしたい!」で175人から集めた500万円が原資だ。
4者は「東北を拠点とする企業や団体の取り組みを全国に届けることで、東北の経済活性化に貢献することを目指す」としている。