スーパーコンピューター「富岳」は、アプリケーションでよく用いられる共役勾配法の処理速度の国際的なランキング「HPCG」で、8期連続の世界第1位を獲得した。2位に1.1倍の差をつけている。
「HPCG」の測定には富岳の432筐体を用いて、16.00PFLOPS(ペタフロップス)という高いベンチマークのスコアを達成。この結果は、富岳が産業利用などにおいて実際のアプリを効率よく処理し、高い性能を発揮することを証明している。2位は米国のFrontierで1.1倍の性能差をつけている。
なおランキング「TOP500」では米国の「Frontier」が1位で富岳は4位であった。人工知能の演算処理に用いるベンチマーク「HPL―MxP」ではFrontierが1位、富岳が3位であった。