理化学研究所や九州大学などによる共同研究グループは、スーパーコンピュータ「富岳」を用いた測定結果を向上させ、スーパーコンピュータの国際的な性能ランキングである「Graph500」のBFS(幅優先探索)部門において世界1位を獲得した。8期連続で世界1位となる。
測定では、富岳の全体の約95.7%を用いて、超大規模グラフに対する幅優先探索問題を平均0.51秒で解いた。Graph500のスコアは、13万8867GTEPS(ギガテップス)で前回測定された今年6月の性能から1771GTEPS向上させた。
Graph500は2010年に始まり、BFS(幅優先探索)、SSSP(単一始点最短路)、Green(BFSの電力効率)の3部門それぞれのランキングが年に2回更新されるランキング。