NPO法⼈「第3の家族」は、児童虐待防止推進月間に合わせて家庭環境データ2023を11月1日に公開した。さらに、調査結果やグラフィックを展⽰するイベントと⽀援者や 当事者によるトークイベントを11月19日に開催する。調査結果から約25%の少年少女が「自分の家庭が居場所になっていない」こと、そのうち家庭環境の悩みを周りに知られたくないため嘘をついたり隠したりした経験がある人が約50%いることが分かった。トークイベントでは「“支援”のハードルを下げるには」をテーマに各NPO法人の取り組みを深掘りするとともに、当事者の本音や実態について話す〝裏座談会〟を行う。
■虐待問題制度のグレーゾーン少年少女を支援
「第3の家族」は、虐待まではいかないグレーゾーンである家庭虐待問題制度のはざまで滞留する少年少女への支援を行っているNPO法人。対象年代は小学生から大学生。家庭環境問題の支援のはざまにある少年少女が〝自分の居場所は他にもある〟と思え、生き抜ける状態を構築する。
公開された家庭環境データによると、
「家庭を自分の居場所だと感じられていない」少年少女は4人に1人。
「家庭が居場所にならない少年少女」も、周りから見たら「普通の子」。
「音楽・推し・SNSが救いになる」
「自分は親ガチャに失敗した」と答える子どもは14%以上
「自分の親は毒親だと思う」と答える子どもは14%以上
「家庭が居場所にならない」少年少女は「結婚」に億劫なりやすい
「家庭が居場所にならない」少年少女は「パパ活ママ活」に足を踏み入れやすい
ということが明らかとなった。