北欧・フィンランド生まれのスポーツ「モルック」。来年8月に北海道函館市で世界大会が開催されるなど、日本国内でも関心が高まっているが、日本モルック協会会長で医学博士の八ッ賀秀一氏によるわが国初のモルック書籍『Ⅾr.モルック フィンランドからつながる笑顔』が10月31日刊行された。心書院㈱発行、272㌻。定価1600円(+税)。
筆者が10年以上、真剣にモルック普及に取り組んできた背景には、〝患者の役に立ちたい〟〝子どもの虐待を減らしたい〟という小児科医としての想いがあるという。その想いに共感した同社編集部も初めてモルックをプレーし、著者に疑問をぶつけながら書籍を作り上げた。
モルックは、町おこしや地域交流という観点、また、職場でのチームビルディングという観点でも秀逸なスポーツ。お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんが日本代表として世界大会に出場したことでも知られている。年齢、性別、障がいの有無などを問わない希有ユニバーサルスポーツして、注目を集めており、現在、パラリンピック取得登録を目指している。