文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
小児神経学会が「小児けいれん重積状態治療ガイドライン」を改訂

日本小児神経学会は10日、小児けいれん重積状態の治療指針であるガイドラインの改定を発表した。ガイドラインでは「ミダゾラム口腔用液における病院到着前の治療について」「病院へ着いた後の第1選択薬の選び方について」「非けいれん性てんかん重積状態について」に重点を置いた。

ガイドラインは生後1カ月から18歳未満を対象としている。記載されている治療内容に強制力はなく、すべての患者に良い結果を約束するものではない。だが、「患者の背景や併存症、医療機関の診療体制、医療環境などを考慮して状況に応じた治療方針を参考にしてほしい」とされている。

同学会は「診療/治療ガイドラインは新しいエビデンスを取り入れながら改定していくものであり、今後も5年後を目標に改定の予定」としている。