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国立ハンセン病資料館が企画展「『らい予防法闘争』七〇年―強制隔離を選択した国と社会―」

国立ハンセン病資料館は、企画展「『らい予防法闘争』七〇年―強制隔離を選択した国と社会―」を12月10日まで開催している。イベントでは今後、講演会や見学会、トークイベントなどが行われる予定。

12月2日にはトークイベント「当事者運動から学ぶハンセン病問題と『精神病問題』」が実施される。NPO法人「こらーるたいとう」の加藤眞規子代表とハンセン病や精神病の問題に詳しい八尋光秀弁護士が、差別と闘った当事者運動に関する話を語る。同イベントは午後2から4時まで開かれ、先着120人が参加できる。

ほかにも今月7日に講演会「ハンセン病回復者の運動と日本国憲法」や多摩全生園でらい予防法闘争に関連した開設を行う「多摩全生園と『らい予防法闘争』」を22日に実施する予定。

同館は「70年前の出来事から、現在のハンセン病問題を考える機会にもしたいと思う」とし、多くの来場を呼び掛けている。