東京薬科大学の大野尚仁名誉教授らと㈱神鋼環境ソリューションの共同研究チームは3日、人を対象とした金色のユーグレナ摂取試験で免疫調節機能の評価を行い、自然免疫と獲得免疫両方の免疫細胞を活性状態にして、風邪の症状を抑制することが初めて見出されたと発表した。
研究では健康な成人男女24人を対象に実験を実施。1日摂取量2粒あたりの同社が開発した「ユーグレナEOD―1株」を「パラミロンEOD―1株」として被検食品とし、それを摂取するグループとそうでないグループに分けて比較した。
その結果、風邪症状を自覚した人は金色のユーグレナを摂った人のほうが少なく、自然免疫などの発現量も多かった。
研究チームは「様々な感染症に対する懸念が広がる近年、健康的な生活を送る上で、日常的に免疫機能の維持に努めることは重要であり、本研究が人の免疫機能維持に貢献に期待する」としている。