国立ハンセン病資料館は、講演会「ハンセン病療養所の中でー花さき保育園のこれまでとこれからー」を15日に実施する。今年で9回目を迎える「国立ハンセン病資料館 職業シリーズ」講演会では、2012年から花さき保育園の園長を務めている森田紅氏が講演。花さき保育園は09年の「ハンセン病問題基本法」の施行をきっかけに、東村山市から多摩全生園内に移転した認可保育園。イベントでは、入所者や保育園児との交流をしてきた森田園長のこれまでを中心に説明する予定。
15日に開かれる催しでは、国立ハンセン病資料館1階映像ホール(東村山市青葉町)で午後2時~3時30分まで実施されることとなっている。先着100人で定員だが、同館のYoutubeチャンネルでも無料配信する。参加費は無料で、事前申し込みも不要だ。託児サービスもある。
※ハンセン病問題基本法:ハンセン病患者が国の隔離政策によって経済的被害や人権上の制限・差別を受けたことを認め、患者や家族の名誉回復措置、療養・生活の保障、社会復帰の支援などについて定めた法律