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文科省、いじめ対策マイスター推進事業を議論 教委に設置

文部科学省

文部科学省は19日に開催された有識者会議で、全国の教育委員会にいじめ防止のために設置する「いじめ対策マイスター」のモデル構築推進事業などを議論した。生命などに大きな被害が生じた可能性のあるいじめ重大事態は2023年度に過去最多の1306件となっており改善を目指す。

いじめ対策マイスターは元警察官や保護司、大学教授ら専門家からなる教委に設置されるチーム。学校から教育委に相談があった際に、派遣されて支援が行われる。知見を生かした加害児童生徒への指導や再発防止体制の構築に向けた援助を実施する。

モデル推進事業は都道府県の教委5カ所と市区町村教委15カ所で実施される。構成員からは「マイスターを選択する基準を明確化するべき」や「推進事業の単年度評価では効果の判定が難しいのでないか」といった意見がでていた。