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地震本部 総合基本施策の推進案を取りまとめ

文部科学省

文部科学省の地震本部は28日、地震研究の方針となる「総合基本施策」推進とそのための課題案を取りまとめた。素案には地震調査研究などと横断的な事項に関する課題と対応策について記述されている。

地震調査研究の課題として、海域と陸域を中心とした研究やそれら横断的な分析、予測の高度化など5項目が提示された。ゆっくりと断層が動く「ゆっくりすべり」(スロースリップ)の推移評価手法の開発や離島・岩礁を含んだ活断層調査などが挙げられている。

横断的事項について、研究機関との連携、緊急災害時に観測が維持できる体制の整備の必要性が示された。

文科省は「情報発信をしなければならないことについて、効果的に行っていく必要があると考えている」と説明。「関係省庁と連携して地震調査研究の推進に取り組んでいきたい」と力を込めた。