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みちびき6号機を打ち上げ 日本のGPSシステム構築に貢献

みちびき6号機打ち上げの様子

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2日、準天頂衛星「みちびき」を次世代基幹ロケット「H3」を使って種子島宇宙センター(鹿児島県)から午後5時30分に打ち上げた。H3ロケットの発射は4回連続の成功。その後の会見に参加した内閣府の渡邊淳・審議官は「他国型GPSに頼る必要がない状況を作ることは、日本の安全保障体制の構築に非常に大切」と話している。

今回発射されたみちびきは6号機。高精度な全地球測位システム(GPS)を提供するため、政府は来年度中に計7機を飛ばすことを目指している。今回の発射で、宇宙空間に存在するみちびきは5機となった。

JAXAの山川宏理事長は「打ち上げを連続成功した意義は大きい。今後も信頼を獲得し、国際競争力の強化や日本が自律的に宇宙にアクセスできる体制を確保していくことが大切だ」とコメントしている。