こども家庭庁
こども家庭庁は23日、こども家庭審議会を開いた。若者委員の更なる増員やこども施策の方針である「こどもまんなか実行計画2025」を夏ごろに決定すると明らかにしている。委員らは今後の方向性について意見を交わした。
三原じゅん子・こども政策担当相は会合の冒頭で、「今年もこどもまんなか社会の実現に向けて歩みを進めていく」とし「今後はデータに基づく施策を推進すると表明。政府一丸となって子ども政策を全力で加速させていきたい」とコメントした。
こども家庭審議会は今後の運営方針を示し、30代以下である「こども・若者委員の更なる登用」や委員会の必要性を2年ごとに検討する「効率化・スクラップアンドビルドの徹底」、こども大綱に掲げられた施策のチェック機能を果たしていく必要性を訴えている。
また、毎年改定するこどもまんなか実行計画2025の今年6月ごろの策定に向けて検討を進めていくとした。
委員らからは「省庁が関わった委員のみでなく、それ以外の若者にも焦点をあてて裾野を広げていくことが大切」などがでた。こども庁は「若者が意見を発信しやすい会議の運営の仕方をまとめた上で周知していきたい」とコメントしている。