子どもの教育格差の解消に取り組む「チャンス・フォー・チルドレン（ＣＦＣ）」は、㈱三井住友フィナンシャルグループとともに子どもの教育格差の解消を目指す協働事業を開始する。２０２３年度から25年度の3か年に同社から3億円の支援金と人的支援を受け入れることを15日に発表した。学習塾などで利用できるクーポンを配る。

ＣＦＣは今年度、２月から３月に募集を行った生活困窮世帯の子どもを対象とした学習用クーポン「ＣＦＣスタディクーポン」に落選した中学高校３年生を対象に「ＳＭＢＣグループ・スタディクーポン」の利用者募集を開始。応募のあった１９６人全員にクーポンを提供した。

クーポンは学習塾や通信教育、家庭教師などの学習活動に利用ができ、1人あたり20万円が提供された。利用期間は9月1日から来年3月31日まで。

ＣＦＣは同社から、出向社員1人と職業で得た知識などを提供するボランティア6人の受け入れを行う予定だ。クーポン事業のさらなる拡大も検討しているという。