文部科学省
文部科学省は自殺やそれが疑われる事案が起きた際にその要因を調査している。文科省は18日に、一昨年の小中高生の自殺者数が514人で過去最多、昨年は2番目の513人に上ったことを受け止めつつ、自殺調査に関する今年度の第1回会合を開いた。
構成員は大学教授やメディアの職員、弁護士など9人からなり、九州産業大学の窪田由紀(くぼた・ゆき)研究員が座長に選任されている。
調査には学校を持つ情報を整理する「基本調査」と専門家によって行われる「詳細調査」が存在する。文科省は今後の論点案として、自殺の背景調査のあり方や基本・詳細調査の項目、結果の説明と公表などを挙げた。
窪田座長は「児童生徒の自殺を巡る状況は非常に深刻な状況が続いている。改めて少しでも子どもたちが笑顔で過ごせるように議論を尽くしたい」と話している。