環境省
環境省は6日、日本固有で与那国島(沖縄県)に生息する「ヨナグニキノボリトカゲ」や絶滅危惧種でもある「ゼニタナゴ」、沖縄島(同)に分布する「ヤンバルオオイチモンジシマゲンゴロウ」など10種を国内希少野生動植物種に指定する予定だと表明した。今後、パブリックコメントを実施した後、手続きを進めていく。指定されれば、捕獲や譲渡、輸出入が禁止となる。
ほかにも生息池が減少している「シモイモツゴ」や捕獲で存続が脅かされる「チョウセングンバイトンボ」、小川などで見られる「カタハガイ」、湿った地上に生息する「ホザキヒメラン」、西表島(同)に生える「イリオモテカヤラン」、愛媛県のみで確認されている「シコクイチゲ」、沖縄島でのみ生きる「ホウライムラサキ」が候補となっている。
チョウセングンバイトンボは22年に日本での生息が初確認された。絶滅危惧種を記載するレッドリストに未記載だが、次期の検討において相当であると評価される見込み。