内閣府公表資料より
国は5日、就職活動状況の実態を認識するための学生に対するアンケート調査の結果を公表した。それによると、最初に内々定を受ける時期はベンチャー企業では4月が最も高く、それ以外では6月が多かった。また、9.4%がオワハラを体験したと分かっている。
調査は国が大学4年生3570人と大学院2年生1475人を対象に実施した。
結果によると、内々定を受ける時期は卒業前年度の12月から始まる傾向にあり、2月までに約20%、5月に80%、6月までに90%の学生がもらっていると判明した。そのうち、1割程度の人が企業から就職活動の終わりを迫られる「オワハラ」を経験していると報告されている。
オワハラの内容は「内々定を出す代わりに他者への就職活動をやめるように強要された」が最多。次いで「内々定の段階で、内定承諾書の提出を求められた」、「内々定辞退を申し出たところ、引き留めるために何度も説明を受けたり、拘束を受けた」が続いていた。