博士人材の民間企業における活躍促進に向けた検討会
文部科学省と経済産業省による博士の民間就職について検討する有識者会議は21日、大学や博士人材の採用を希望する企業、就職希望者に向けたガイドブックの骨子案を発表した。会議では国の施策の記載や博士を採用する意義を検討させるための事例記入が求める意見がでた。
提示されたのは「博⼠⼈材の⺠間企業における活躍促進に向けた 手引き・ガイドブック(仮称)」。企業と大学で取り組みが奨励されること、学生へのメッセージの大きく3章で構成される。
ガイドブックでは、大学院生を対象としたインターンシップの実施や強みを引き出す環境整備などを企業に求め、大学には会社との出会いの場の創設、キャリアを検討する機会の提供などを提案している。
委員からは「企業や大学だけではなくて、国がすべき施策を明記する必要がある」といった指摘があがった。また、「博士人材の特長を各社が検討してもらうための採用事例を記すべき」という意見がでてていた。