文部科学省
国は2026年度から専門学校の専門課程で学んだ後に、より高度な教育を提供する「専攻科」を設ける。文部科学省は、特定の基準を満たした専攻科の修了者に大学院入学資格を与えることを有識者会議で検討中だ。学校設置者が都道府県へ届け出を行うことで、専攻科の新設が可能とする方針。
大学院入学資格の付与の対象は、専門課程と専攻科で計4年以上の修業し、全課程の修了に124単位必要である学校に通った人とする予定。加えて、専門課程で看護師資格を取得して専攻科で助産師を取るなど体系的な教育課程を編成している必要があるという。現時点で全国の40~50の専修学校が対象となりそうだ。
会議の構成員からは「同じように審査するために新生先は文科省にするべきだ」や「学校任せ、自治体任せであることが気にかかる」といった厳しい意見が相次いでいる。