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M4と5以上の地震、日本と周辺で94回 能登半島地震の影響も継続 珠洲で5㎝水平変動

文部科学省

文部科学省の地震調査委員会は9日、先月の地震活動の評価をまとめた。鳥島近海(東京都)や釧路沖(北海道)、大分と愛媛県に挟まれる豊後水道などで地震があり、マグニチュード(M)4と5以上の地震は日本と周辺域で94回観測された。令和6年能登半島地震による活動も継続しているという。

調査によると主な地震として、今月14日に種子島(鹿児島県)でM5.7、16日に日向灘(宮崎県)でM5.3、20日に豊後水道でM4.7の地震が発生した。鳥島近海では24日にM5.8、八丈島で0.7mの津波を観測。26日には釧路沖でM5.7の地震が起きたと報告している。

また、能登半島地震の余震は継続中で、1カ月で震度1以上の揺れを18回確認。珠洲では9カ月間で、約5㎝の水平変動が認められた。輪島では9㎝の沈降がみられた。他にも富山や新潟、長野県で1㎝を超える変動があったという。