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台風10号、18地点で3日間降水量が史上最大 9地点で竜巻を観測 気象庁

気象庁は8日、ことし8月に発生した台風10号の気象データの速報値を発表した。72時間降水量は静岡県や神奈川県、大分県など18地点で観測史上1位を記録した。最大瞬間風速は同県の3地点で過去1番の強さを更新した。さらに9地点で竜巻の発生が確認されている。

気象庁によると10号は8月22日にマリアナ諸島で発生。27日に奄美大島(鹿児島県)に接近した後、29日に強い勢力で薩摩川内市(同)付近に上陸した。9月1日12時に熱帯低気圧に変わっている。

降水量の8月27日~9月1日の期間合計値は静岡県伊豆市が最大で977.5ミリ。宮城県のえびの市が911.0ミリ、同県の東臼杵郡美郷町が820.5ミリと続いた。最大風速は鹿児島県大島郡喜界町、同県枕崎市、同県熊毛郡屋久島町の順だった。

宮崎県と埼玉県の9地点で竜巻が観測された。また、鳥取県と岐阜県、宮崎県宮崎市でも大きな突風が発生している。