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彦根城の世界遺産推薦 複数での候補化も検討すべき イコモス評価

文化庁

文化庁は9日、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関である「国際記念物遺跡会議」(イコモス)が2日に通知した彦根城(滋賀県)に対する評価概要を公表した。イコモスは文化的伝統や文明に関する独特な証拠を示していることを認めつつ、単独ではなく複数の資産で推薦することも考えるべきだとした。

イコモスは彦根城が世界遺産として推薦される理由となっている「大名統治システム」について、より詳細に説明すべきと指摘。何によってシステムが機能したのか、システムが日本の長期間の安定と繁栄を可能にしたのかを記す必要があるとしている。