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阿部俊子文科相、「誰も取り残さない」 給特法の改定に全力

阿部俊子・文部科学相

阿部俊子文部科学相は2日、文部科学省で就任記者会見を開いた。何らかの理由で学校にいけない子どもの存在に触れ、「誰も取り残さないことが大切だ」と語った。また、研究力、スポーツ、文化芸術立国の実現という重要課題に取り組んでいきたいとしている。

東京大学の授業料改定について、「他大学に波及することはない」と考えを示した。「それぞれの置かれている状況から適切に判断いただくものと考えている」と述べている。さらに、公立校教員に残業代の代わりに支給される「教職調整額」を4~13%に上げる給特法改正に関して「全力で取り組んでいきたい」と語った。

阿部俊子文科相は、イリノイ州立大学シカゴ校で博士号を取得後、群馬大と東京医科歯科大で教鞭をとった。政界に進出後は外務副大臣や農林水産副大臣、文部科学副大臣を務めた経歴がある。